月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして
在原業平
若葉が目に眩しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は皆様ご存知、歩行者天国についてです。
歩くだけで楽しめる街、銀座。
江戸時代から買い物の街として親しまれていたそうです。
現在の銀座も景観などしっかり整備されており、その美しさはまるでラグジュアリーなテーマパークのようです。
ショッピングやお食事を楽しみに銀座を訪れる方々は、日本のみならず海外からもたくさんいらっしゃいます。
そこで銀座の歩行者天国は、銀座の街を楽しむためになくてはならないものといっても過言ではありません。
銀座が美しくあるために、お客様が楽しめるように、訪れる人のことを考えた工夫がたくさんあるのです。
銀座通りの歩道はとても広く、銀座の街をゆったりと歩いて楽しめるようになっています。
そしてその広い歩道がいつも綺麗であるのは、銀座通連合会が専門の業者に委託し、1日2回午前と午後に清掃が行われているからなのです。
また、歩道の素材にも歴史があります。
昭和42年まで走っていた都電が廃止され、不要となった御影石が歩道として再利用されているのです。
歩道が整備されたのち、昭和45年、ついに銀座で歩行者天国がスタートしました。
翌46年には、今ではおなじみのあのインスタントラーメンの宣伝のため、銀座の歩行者天国が使われ一躍話題となりました。
現在では蔓延防止等重点措置のため、中止されているとのことですが、期間が明けましたら、銀座の街並みを楽しみに訪れてみてはいかがでしょう。