銀座の灯り2021年4月23日

アーク燈 いとなつかしく 美くしき

 宝石商の 店に春ゆく

北原白秋

 

 

風に揺れる藤の花に春の深まりを感じる頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は銀座の夜を照らす灯りについてです。

 

銀座の灯りの歴史にも、日本初がありました。

実は、日本で初めて「電気の灯り」がともったのは、他ならぬ銀座の街でした。

 

明治15年、初めて灯った電気のあかりは街の人たちを驚かせました。

当時は明かりといえばガス灯が主流でした。

そこへ登場したのが「アーク灯」。

ガス灯からすると大変明るく、

「一にお天道様、二にお月様、三に銀座のアーク灯」

と言われた程で、その明るさをみるために見物客が押し寄せたと言われています。

現在ではガス灯を探すことが難しい程電気の灯りで溢れていますが、当時の人々はさぞ驚いたことでしょう。

 

銀座では、LEDで復元されたアーク灯を今も見ることができます。

たくさんの灯りがともったイルミネーションも圧巻ですが、一本の街灯を眺めてみるとまた違った景色が見えるかもしれません。