銀座三越のライオン像2022年3月8日

コロナ禍も3年目に入り、マスクも日常生活の一部になりました。

銀座の待ち合わせスポット、三越銀座店のライオン像も大きなマスクをして道ゆく人々を見守っています。

さて、この三越デパートの玄関に鎮座するライオンのルーツはどこにあるのでしょう?

1900年代初頭、三越の初代百貨店支配人となる日比翁助が欧米の百貨店を視察した時に、日本で最初の百貨店となる三越に設置するためにイギリスの彫刻家にライオン像を発注しました。ロンドンのトラファルガー広場のネルソン記念塔の下にある4頭の獅子像がモデルとされています。1914年(大正3年)、三越開業時、日本橋本店の店頭に設置されました。

そして、銀座にライオン像がやってきたのは、1973年です。三越は、伊勢商人の三井高利が江戸に出て1673年(延宝元年)に越後屋三井呉服店(三越)を創業したことに遡る、世界的にも珍しい長い歴史を持つ企業の一つですが、この三越が創業300年を記念して日本各地の支店にライオン像を設置した時に、一体が、この銀座の目抜き通りの交差点にある三越銀座店に設置されました。この像は、これもまた1600年代に遡る歴史を持つ富山県高岡市で鋳造された高岡銅器です。

ピカピカに磨かれて青く光る青銅のどっしりしたライオンが半世紀銀座の人々を見守ってきてくれています。マスクを外したその悠々たる姿をみられる日が待ち遠しいですね。

参照 ウィキペディア